失った歯の機能を取り戻す方法はいくつかあります。

中でも代表的なのは、入れ歯とインプラントです。

入れ歯は長く行われてきた治療なのでよく知られていますが、比較的新しいインプラントについては知らない人も多いでしょう。

 

入れ歯とインプラントの大きな違いは、取り外しが可能かどうかです。

基本的に入れ歯は、取り外し可能ですがインプラントはできません。

入れ歯は歯や歯ぐきを土台にして装着するものですが、インプラントは歯ぐきに人口の歯根を埋め込む治療法だからです。

 

ではこれらの特徴も交えた上で、それぞれのメリット・デメリットを2つずつ挙げてみます。

 

 

○入れ歯のメリット・デメリット

【メリット】

・痛みや違和感など、不具合があったときの調整が比較的容易にできる

・長く行われてきた治療なのでどの歯科医院でも安心して治療できる

 

【デメリット】

・保険適用の入れ歯の場合、金属部分が目立つので見た目が良くない

・他の歯への負担が大きく、歯や歯ぐきを傷めやすい

 

 

○インプラントのメリット・デメリット

【メリット】

・埋め込み式なので安定しており、入れ歯よりも噛む力が強い（天然歯に近い）

・一見天然歯と変わらないので、見た目が良い

 

【デメリット】

・入れ歯に比べると費用が高い（1本あたり10万円以上が相場）

・実績が浅い歯科医師もいるため、治療の質に問題がある場合がある

 

 

単純に、どちらの治療の方が良い・悪いと評価することはできません。

患者一人ひとりの歯や歯ぐきの状態によって、どちらが最適か異なるためです。

 

以上、入れ歯とインプラントの違いについて解説しました。

ご自分が抜歯や外傷などで歯を失ったときのために、ぜひ今回の記事を参考にしていただければと思います。